トップメッセージ TOP MESSAGE

いかなるときでも医薬品を安定供給することがわたしたちの使命です
当社グループは、「全ては健康を願う人々のために」というグループスローガンのもと、医薬品卸売、調剤薬局、医薬品製造販売などの事業を展開しています。
医薬品は、人々の生活にとって欠かすことのできない商品です。この医薬品を、いついかなるときでも、みなさまにお届けすることがわたしたちの使命です。当社は、物流の効率化と首都圏災害への迅速な対応を目指し、最先端技術を導入した高機能物流センターである「TBCダイナベース」を設置しています。また、全国各地にある物流センターのシステムを連動させることで、商品の在庫状況の把握や拠点間の移動を容易にし、災害時やパンデミック時でも、滞りなく事業を継続できるようにしています。
2021年以降は、ジェネリック医薬品の供給不足が社会問題となりました。GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)違反による回収などが相次ぎ、流通量が減少したためですが、当社はグループ内の共創未来ファーマ(株)が厳格な品質管理体制のもとでジェネリック医薬品を販売しており、安定供給に努めています。
環境負荷の低減や働き方改革に取り組んでいます
国連で採択されたSDGs17項目の達成に貢献するべく、わたしたちは ESGを重視して、持続可能な社会の実現に向けて努力しています。
環境については、事業活動を通じて気候変動対策や廃棄物の削減など、環境負荷低減に取り組んでいます。定温搬送装置「サルム」は、利用時の温度管理状態を記録することで薬の品質を担保できます。これにより、高額なスペシャリティ医薬品などの返品・再販売が可能となり、廃棄リスクを減らします。さらに、搬送時にドライアイスや保冷剤を使用しないため、CO₂排出量の抑制にも貢献します。また、薬局本部システム「ミザル」は、自動発注機能と連動させた計画配送が可能です。「ミザル」の導入が進むことで、地域一帯の配送回数が最適化され、将来的にはガソリンの使用量の削減が実現すると考えています。
社会については、地域医療や地域包括ケアシステムの構築に貢献すべく、MS(営業担当者)が医療機関や薬局、介護施設などの関係者をつなぐ役割を担っています。また、全国各地に営業所がある利点を生かして、認知症の方のための「見守り協定」を自治体と結ぶなど、地域社会との関わりを深めています。さらに、調剤薬局では「モノからヒトへ」業務をシフトしており、患者さまに寄り添って、治療や生活のサポートをすることで、地域の方々にとって、なくてはならない存在になることを目指しています。人材活用については、職能別の研修など、業界を取り巻く環境変化に応じた人材育成を行なうことで、社員ひとりひとりが最大限活躍できる環境の整備を進めています。社内改革推進プロジェクト「MAXIS(マクシス) 2021」でも議論しており、働き方改革に取り組んでいます。
ガバナンスについては、リスクマネジメントを強化するため、全従業員にコンプライアンス研修を義務付けて、法令遵守を徹底しています。また、多様な意見を経営に取り入れるため、取締役会での社外取締役と女性取締役の比率の適性化を図っています。
持続可能な社会の実現に向けて
「ひとりひとりのエコアクト」に取り組みます
わたしたちは持続可能な社会の実現のために、「ひとりひとりのエコアクト」を合言葉にして、社員ひとりひとりが自分のできることをコツコツと積み重ねていくことを大切にしています。事業活動を通して社会的課題の解決に向けた着実な取り組みを続け、サステナブルな社会の実現に向けて貢献してまいります。